【妊娠中期~後期】 痛みや不安を減らすために 身につけておきたい習慣

出産時の痛みや不安を減らすために、妊娠中期~後期あたりからできることはないかまとめてみました。実際の経験談とともに紹介します。

1.こまめに水分補給をする

子宮は筋肉で出来ているため、子宮が伸び縮みするためには水分が必要になります。水分不足は陣痛が弱くなる原因にもなるとのこと。妊婦は汗をかきやすく、のども渇きがちなので、妊娠中から1日1.5L〜2Lを目安にちょびちょびと飲水する習慣をつけておくとよいと思います。

ちなみにわたしの第一子の出産時のことですが、寝起きの水分不足の身体で大量破水したせいで脱水になりました。抗生剤の点滴をするのにも血管内脱水で留置針が入らず、正中静脈(肘関節で曲がるところ)に入れるはめになり、動きが制限されてなかなか辛かったです。意識も朦朧とし発熱・頻脈もあったので『これは典型的な脱水症状だ』と思い、点滴を頼んだらかなり楽になりました。

お産時の水分不足は誰でも起こりうることです。脱水のせいでお産時間が伸びることもあるようなので注意が必要です。

 

妊娠中にとるとよい飲み物としては

麦茶(ノンカフェインでミネラルを含んでいる)

牛乳(カルシウムが赤ちゃんの骨格形成に必要な栄養素となる)

タンポポ茶やたんぽぽコーヒー

カフェインレスの飲み物

などが勧められているようです。

 

2.適度な運動をする

妊娠中の運動による効果はさまざまあります。お産時の主なメリットとしては

『体力やメンタルを養える』

言わずもがな、お産時には体力や気力をたくさん使います。お産では初期にいきみを逃すなど体力をつかうペース配分に気を付けることが大切ですが、もともとの体力を向上しておくことも重要です。

『柔軟性の高いからだづくりができる』

また私はもともと身体がかなり固いほうですが、出産直前にいざ分娩!となった際、分娩台の上であおむけの姿勢のまま膝を曲げ両足を開く姿勢を指定されました。その姿勢を取るだけでも身体が固いとつらく、余計な力がはいってしまいました。身体をやわらかくしておけば、分娩時だけでなく陣痛を乗り越えるときも余計な力が入らず、もう少し早く産めたかもしれないと今になって思います。

どんな運動が良い?

妊娠12週以降、10時〜14時ころを目安に、毎日30分程度、運動強度としては150bpmが推奨されています。具体的には『運動中に負担を感じることなく、会話ができるぐらいの運動の強さ』とのこと。脂肪燃焼効果と体力の維持向上が期待できる「有酸素運動」がおすすめされています。

参考先:妊娠中のおすすめの運動方法は?NGな運動方法について|エレビットの葉酸サプリは根拠がある葉酸800μg+|バイエル薬品 (elevit.jp)

ただ実際は、普段から運動習慣がないとなかなか取り組みにくいのではと思います。切迫流産を経験していたり、つわりや妊娠中のマイナートラブルに悩まされていると身体を動かそうという気にもならないですし、妊娠中期後期でも安静制限で入院中の方もいます。単純に仕事や上の子の育児で多忙な妊婦さんも多く、『お産に備えてゆったり運動する』なんて理想だな…で終わることもあるのではないかと思います。私ももうすぐ臨月ですが、運動習慣を身に付けるのはおろか、運動をするという発想がないままここまで来てしまいました(ふだん仕事で身体を動かしているからいいか、と思っていたくらいです)

以下によくおすすめされている運動をまとめてみました。理想を言えばキリがないですし、忙しい現代の妊婦さんにとって、妊娠中期~後期はちょっとした運動を日常的に取り入れて習慣にしてしまうことができれば、それだけでも良いのでは…と個人的には思います。

ウォーキング

家の周りの散歩など、思い立ったら身一つでできる身軽な運動です。いつもより少し早く、大きめの歩幅を意識して行うとよいようです。日常的な散歩を取り入れるのは時間的に難しい人も多いかと思いますので、出勤時や仕事中、買い物中に「速めに、大き目歩幅」の歩き方を意識して行い習慣化してしまうのも手です。

マタニティスイミング

水泳施設に行ける人にはおすすめです。水中の浮力で赤ちゃんの重みの影響をあまり受けずにできる有酸素運動です。水中ウォーキングや遊泳、水中でのストレッチなど、無理なく全身を動かせるのが良いです。血流改善により肩こりや腰痛、むくみなどの改善・予防にも役立ちます。

マタニティヨガ、ピラティス、安産体操など

最近ではYouTubeなどでもたくさんマタニティヨガや安産のための運動の動画が見られるので、自宅で寝る前に15分間など時間帯を決めて取り組んでみてもよいかと思います。

↓参考先URL

妊娠初期・中期以降、やっていい運動vsダメな運動はどんなもの?|たまひよ (benesse.ne.jp)

 

3.深い呼吸の練習をする

腹式呼吸のことです。やり方詳しくはこちらの記事にまとめています

陣痛がきたときの呼吸法 | Relux birth (hotalife.com)

個人的には、朝起きた時に10回、夜寝る前に10回など、時間帯と回数を決めてやると続きやすいと思いました。他にも気まぐれに思い出した時、妊娠後期でお腹の張りがつらいときなど。お腹が張って横になっているときは特におすすめで、リラックス効果からか張りが次第に楽になりました。

記事にまとめていますが、ソフロロジー分娩法では分娩が進むにつれて呼吸法も3段階に展開していきます。その中でも1つ目の呼吸法と、2つ目の呼吸法(ソフロロジー法)を自宅で練習しておくとよいと思います。

 

4.赤ちゃんに話しかける

赤ちゃんとの時間を楽しみ、コミュニケーションを取ろうとすることで愛しいという感情が芽生え、陣痛を乗り越える糧にもなるそうです。

パパや上の子も巻き込んで、「今動いたからお腹撫でてあげてね」「おやすみの挨拶をみんなでしようか」などと一緒に話しかけるのも良いと思います。(実際私も胎動時と寝る前はパパと上の子にそのように声掛けしていました。)

痛みとは別件ですが、妊娠中からそのように話しかけることで産後子育てがしやすかったというデータもあるそうです。

 

5.身体を冷やさない

よく妊婦は身体を冷やすなとよく聞きます。身体を温めることで子宮口が開きやすくなる倦怠感やおなかの張り、頭痛や腰痛、イライラといったマイナートラブルの悪化を防げる早産や逆子のリスクを下げる(赤ちゃんは暖かいところを求めて動き回る習性があるため)などのよいことがあるようです。

具体的な対策としては、

できれば毎日湯船に浸かる

バスソルトを使用する

常温のものを飲むクセをつける

など。

ただ夏場の妊婦さんは身体の温めすぎに注意です。

赤ちゃんは汗をかいて体温を調節することが出来ないので、母体がのぼせたら赤ちゃんものぼせてしまうとのこと。特に夏場は体温を上げすぎないようクーラーや涼しくてゆったりした服を利用するなど、身体が快適に過ごせるよう気をつけたいところです。

 

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追い炊きもでき、子どもの肌にも優しいです。マグネシウム入りなのでつわりに苦しい時期も少し楽になった気がしました。

 

6.無理しすぎずゆっくり過ごす

経腟分娩による出産は、赤ちゃんが生まれるまでひたすら待つものです。せっかちだと自覚している人は、ゆっくりと過ごすことを日ごろから意識するとよいそうです。また、自分が思っているよりも子宮の大きさや血液量、ホルモンバランスなど妊婦の身体は急激に変化しています。

ゆっくり動くことを意識するだけでも自律神経は整いやすいと言われています。こまめに休息をとり、ゆったり過ごすことがゆったりとしたメンタルにつながるのではないかと思います。私自身もせっかちなほうでTODOリストを作っては消費する毎日をおくっているので、ゆっくりとぼーっとする時間をつくり、その時間に罪悪感を感じずのんびりを意識したいものです。

 

朝に取り組みたいこと

起きがけにコップ一杯の水

水を飲むと胃が膨らみ、反射的に大腸が収縮して自然な便意を促す。腸が動けば血流も良くなり、自律神経が整いやすい

 

夜に取り組みたいこと

ぬるめのお湯に5分程度肩までつかり、10分程度半身浴する

全身ほどよく温まり、スムーズな入眠につながります。

 

寝る前の1時間はスマホを触らない。

寝る直前までスマホを見続けると交感神経が昂り安眠妨害になる。SNSは心の安定を乱す要素も多いので、情報をシャットダウンすることも大切です。

 

パジャマに着替える

パジャマで寝る習慣をつけ、それに着替えることで、身体の『寝るスイッチ』をオンにします。

参考:サンキュ!2024年8月号P82-

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