
今回は月齢別におすすめしたい鉄分の補助食品をまとめてみました!
今現在のお子さんの月齢だと使えないものもあるかもしれませんが、いずれ成長するとおもうので、ぜひ一読してみてくださいね。
鉄分を食べ物から補うのが難しい理由
食べ物や鉄分補助食品だけで赤ちゃんの1日の鉄分の必要摂取量を補うのは難しい、とよく聞きます。
私も第二子の息子に鉄分を摂取させたくて本や文献を調べて読んでいましたが、それを肌で実感しました。
理由は主に3つです。
・離乳食に使いづらい食材が多い
・鉄分の多い食材を組み合わせても十分足りるとは言い難い

順番に解説しますね
吸収率が低い
体内へ吸収される割合(吸収率)がヘム鉄で20%前後、非ヘム鉄で5%前後と低いです。
これは他の栄養素と比べてかなり低いほうです。調理法や食べ合わせなどによって非ヘム鉄の吸収率を上げることも可能ですが、それでもヘム鉄と同じ20%前後でとどまってしまいます。
鉄の種類(ヘム鉄・非ヘム鉄)や吸収率については、前回の記事でも詳しくまとめています。

離乳食に使いづらい食材が多い
文部科学省HPの食品成分データベースをながめていて気が付いたのですが、鉄分が多く含まれる食材は離乳食に使いづらいものが本当に多いです。
特に貝類、牛肉などに多く含まれるのですが、食材としては噛む力が必要なものばかりです。葉物野菜なども、茹でたりするよりなまのほうが鉄分が多く含まれている(加熱調理で鉄分がやや減る)みたいです。
鉄分の多い食材を組み合わせても十分足りるとは言い難い
こちらは先ほど紹介した前回の記事でまとめた『離乳食に使いやすい食材のうち、鉄分を多く含むものリスト』です。
ヘム鉄
・鶏レバー 0.9mg(10gあたり)
・卵黄(ゆで) 0.47mg(10gあたり)
・牛もも(焼き) 0.38mg(10gあたり)
・牛もも(ゆで) 0.35mg(10gあたり)
・牛ヒレ(焼き) 0.35mg(10gあたり)
・かつおぶし 0.09mg(1gあたり)
非ヘム鉄
・青のり 0.77mg(1gあたり)
・干しひじき 0.58mg(1gあたり)
・ゆで大豆
・大根葉(ゆで) 0.22mg(10gあたり)
・小松菜(ゆで) 0.21mg(10gあたり)
・かぶ葉(ゆで) 0.15mg(10gあたり)
・ブロッコリー(ゆで) 0.15mg(10gあたり)
・ほうれん草(ゆで) 0.13mg(10gあたり)
・豆乳 0.12mg(10gあたり)
・絹ごし豆腐 0.12mg(10gあたり)
・いりごま 0.1mg(1gあたり)

これらを組み合わせて、1日の必要摂取量(およそ4.5mg)までを毎日食べるのは、なかなか至難の業です
鉄分補助食品
食べ物のみでは1日の必要量を補いきれないので、鉄の補助食品も使うと良いです。
7か月頃から 市販の鶏レバーパウダー
まるごと鶏レバー
はぐくみ太郎 鶏レバーパウダー
私が実際に使ったことのある鉄の補助食品はこの2つです。第二子の息子には、はぐくみ太郎の方を使っています。
完全ミルク育児中なので、鉄摂取推奨量(1日4.5mg)から粉ミルクからの鉄の量(400~600ml/日=鉄3.24~4.86mg)を差し引けば、まずまず摂れているのではないかと思っています。

粉ミルクって意外と鉄分が入っているんですよね
これらの鉄の補助食品や、粉ミルクに含まれる鉄分について詳しくはこちらの記事にまとめていますので、よかったら参考にしてみてくださいね。
粉ミルク缶は消費期限1ヶ月なので、母乳メインの育児中の方ならこういうキューブタイプのが離乳食に使いやすいと思います。
1歳頃から ここすく鉄分
この鉄分パウダー、かなり使い勝手がよさそうです。

調べてみるとなかなか興味深かったのでシェアします!
1日2包で鉄がしっかり摂取できる
1日に必要な鉄分の量(4.5mg)がしっかり摂取できるのはありがたいです。
味が変わらない?好きなものに混ぜるだけ
牛乳やヨーグルトなど、子どもの好きなものにサッとふりかけるだけです。楽天のレビューをみると、ほんのりとした甘味とあうレビューもあれば、味もあまり変わらず子どもに気付かれないというレビューも多いです。
他の鉄補助食品は鉄のサビっぽい味が苦手なお子さんもいますが、比較的食べやすい子どもさんが多いようです。(※あくまでレビューからの意見です)
フェリチン鉄が優秀
この商品はヘム鉄でも非ヘム鉄でもなく、フェリチン鉄という鉄になります。
ヘム鉄や非ヘム鉄は体内に留めておくことができずすぐに使われますが、これは体内に貯蔵し鉄が足りない時に使用するタイプの鉄だそうです。
吸収率も30%と、ヘム鉄や非ヘム鉄に比べて高めなのでびっくりしました。
個包装、粉タイプなので使いやすい
2g 30包入り、1回2包を使います。個包装なので持ち運びも可能なのが嬉しいです。
またサッと解ける粉タイプなのもいいですね。

粉=溶けやすいとは限らないので……。
仕事で懸濁しにくい粉砕薬もよく取り扱うので、すぐ解けるというのはストレスがなくて個人的にポイントが高いです。
うちの8ヶ月息子は今は完全ミルクのおかげもあり鉄が比較的取れているように思います。しかし、成長し食事量が増えるにつれてミルクの量は減っていきます。必然的に鉄の摂取量も減るはずなので、1歳を過ぎるころから取り入れるつもりです。
デメリットは?
デメリットといえば値段が少し高めなことかな?と思います。ただ、公式ページから買うと、初回38パーセント割引で楽天やAmazonなどから買うよりも1500-2000円近く安く済むようです(※2025/06/01時点)。初回は送料も無料なのも助かりますね。
定期購入の郵送10日前までに解約すれば1回きりで済むので、お試しで1回購入してみるのもアリだと思います。
まとめ
今回は鉄分を取るための鉄補助食品を、月齢ごとにまとめてみました。
食品や補助食品に実際含まれる鉄分の量を知り、適切な量を子どもにあげられるよう参考になるものがあれば幸いです。
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