これは、県外在住の30代姉弟が
マネーリテラシー皆無な60代両親の
豊かな老後生活を願い
・定年退職後の資産運用
・不用品処分、整理
・実父母にインタビュー
・エンディングノート作成
を遂行するまでの150日間の記録です。
・子どもとして終活サポートをしたいけれど、縁起が悪いとかまだ早いとか言って話をきいてくれない
・どのように終活サポート(実家の金銭管理や不要品整理、エンディングノート作り)をして行けばいいのかわからない
そんなふうにお悩みの30-50代の方々の参考になれば幸いです。
父の退職・姉弟の育休という、時間が取れる期間がかぶった今年の上半期に、実家のお金周り(ついでに終活含む)をクリアにしようと思い立ち計画を立ち上げた
・強力な協力者を引き込む
・節目の時期に行う

いきなり要約とポイントを示しましたが、順番に説明しますね。
家族構成
・父母(60代)…祖母(97)と3人暮らし
・私…夫、4歳、0歳との4人暮らし。県外在住
・弟…嫁、2歳との3人暮らし。県外在住。今春に第2子出産予定。
・弟②…彼女と2人暮らし。市内在住
主に私と弟で話を進めています。(弟②はほぼ出てきません)
やろうと思ったきっかけ
年末に弟と話していた時の、弟の「⚪︎⚪︎家(実家)はまじでマネーリテラシー無いからなぁ」という一言でした。
わたしはお金に関してなにも教育もされず、家の経済状況に関してもなにも知らされず育ってきました。これはお金の話はタブーという昔ながらの価値観のもと育てられたからだと思います。昔から私が「この車って何万円くらいした?」「この旅館代って何円くらい?」と、なにかにつけ両親に金額を聞いても毎回ぼかされていました。

30-40代の昭和末期から平成1桁生まれだと、そういう教育方針のご家庭も多いのでは……?
よくよく記憶を思い返すとこんな事がありました。
・大学受験の前期2次試験が終わったその日に父母にアパートの契約に連れて行かれ、仮契約で前金10万を払う(落ちたので10万パー)
・現在3人暮らし(97歳祖母、60代父母)で食費がやっと10万を切ったと喜んでいる
・昨年末に母が「お父さんもお母さんも、お互いの貯金額も給料も昔から知らない」とドヤ顔で言っていた
・3姉弟が幼い頃、同居の祖母に月10万子守り代として払っていた(幼稚園代は別途)
……改めて考えたら、父母共にお金の知識がだいぶ乏しいな?
老後に資産が先細りしそうだし、詐欺に遭いそうだな?
お互いの貯蓄額も知らないのに老後の蓄えや資金の話し合いなんてしているのだろうか?いや、していないな……。
そう考えるようになりました。
父母の、子どもにお金の心配をさせないようにという配慮はもちろんありがたいですし、三姉弟が好きな進路に進み無事社会に出るまで金銭援助をしてくれていたことには本当に感謝しています。
ただ、自分が就職・結婚・出産・子育てをしていく中で、徐々に親のお金の知識の無さが浮き彫りになっていくのを漠然と感じ取っていました。ですが父母共にガツガツ働いていたため『まぁ老後のお金くらいに貯めてるだろう』と、深くは考えてこなかったのです。
それがここに来て一気に不安になりました。マネーリテラシー皆無な親のこと、もっと気にかけないと老後身の回りが悲惨になりそう……。
はじめに取り掛かったこと
・問題点を挙げる(実家全体、父親、母親、環境要因)
・強みを見つける(実家全体、父親、母親、環境要因)
・目標を立てる
問題点

※個人的な情報になるので、結論まで読み飛ばしていただいても大丈夫です。
実家全体
・家計管理がされていないので、そもそも父母あわせた収入額や支出額が不明。そのため将来的にかかるお金が不明瞭。
・長年父母共働きのため収入はそれなりにあるが、それ故に浪費が大きく見直しもしない。
・田舎住まいで先祖代々伝わるものも多く、実家の不用品が多く整理も全く出来ていない。
父母
- マネーリテラシーの欠如
- お金の話は子どもにしてこなかった
- 互いの貯金額を知らない
- 月にいくらお金が出て行っているかも恐らく把握していない(特に母)
父
- 天邪鬼で何か質問しても明確な返答が返ってこないので会話にならないことが多い
- やるべきことを先延ばしにする性質なので、終活もまだ先でいいと言いそう
母
- 元々気前がよく他人のために動く人なのだが、帰省時に特に子や孫に美味しいものを作ろうと色々買ってくれる(やや買いすぎ)
- 食費やおやつにお金をかけ過ぎる
環境
- 祖母(97)がいまだに家を牛耳り幅をきかせており母は生活が制限されている
- 私一家、弟一家が県外で日常的に会えない
- 独身の弟②は市内にいるが性格的にあまりあてにできない
強み
- 私…マメ、根回しやマネジメント力あり
- 弟…誰とでも関係性良好、お金の知識も自分から勉強している、投資経験あり。
- 私の夫…経済学部出身 FP2級 公務員で税金関係に詳しい。投資経験あり。
- 父…お金のことに関心はある。
- 父母…弟(継ぐ予定)の言うことは聞きそう
環境
・父:4月から完全リタイアして家にいる為時間に余裕はできる
・母:医療者で医療に関する知識と人脈がある、姉2人と仲良い
・私: 9月頭まで育休なので金融知識や資産形成について勉強し始めている
・弟:今年4月半ばに奥さんが第二子出産予定なので、4月から10月まで育休予定
・私と弟の育休期間が5ヶ月ほどかぶっている
結論
両親のマネーリテラシー欠如や問題を後回しにするといった致命的な欠点はあるものの、強みの部分に着目して出した結論がこちらです。
弟は後継ぎでもあり、温和な性格から親との関係性も良好なので、家の整理をすると弟から声かけする事で受け入れやすくなるのではと考えました。
また今年は父の定年退職で第二の人生の出発の年であること、私と弟の育休期間が被ることから節目の時期にあたります。
節目にやるってのが父母に効きそうだと思い、やるなら今だなと思い至りました。
普段県外在住の私と弟がまとまった期間実家に帰れるのはむしろ今年しかないという点も後押しとなりました。
弟の協力も不可欠なので打診すると「いいんじゃない?」と協力的でした。特に投資のことに関しては弟に任せることになりました。
目標
2月頭に弟に話を持ちかけ、話し合いで決まったのが以下のとおりです。
今年5月末に、弟一家が実家に2週間滞在するタイミングで私も帰省する。
その時に
・両親定年退職後の資産運用
・実家の不用品処分、整理
・実父母にインタビュー
・エンディングノート作成
を、弟と私提案のもと行っていく。
親の金銭管理、親の終活に介入するとなるとハードルが高いと思います。「子どもとお金の話はしたくない」「また急いでしなくてもいい」「いずれ自分でやるから介入しないでほしい」そんなふうに思われるのが目に見えているのですが、先延ばしにした結果大変な思いをするのは遺される自分達です。親も金銭管理や身の回りの整理をする事で先の心配事が減り、今どれくらいお金を使っても良いかがわかり、幸せな老後が送れるのではないかと思います。
・強力な協力者を引き込む
・節目の時期に行う
お金や整理整頓に関しては初心者ですので、今後は目標達成のための記録を記していきます。
同じように悩まれる方のなにか参考になれば幸いです。
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